NDR(Network Detection and Response)機能と広範なオブザーバビリティを組み合わせ、クラウド、ハイブリッド、IoT環境におけるサイバーセキュリティを強化

2021年3月3日、カリフォルニア州サンタクララ発アリスタネットワークス(NYSE:ANET、以下アリスタ)のNDR(Network Detection and Response)セキュリティ部門であるAwake Securityは本日、プラットフォームの機能強化を発表しました。高度な脅威を検知し、管理されていない攻撃対象を保護し、自律的に脅威検知とフォレンジック調査を実行します。今回の機能強化では、セキュリティ・アナリストがあらゆるレベルでより直感的に利用できるようになる機能も新たに追加されています。アリスタがAwakeを買収してから6か月で、AIドリブンのNDR(Network Detection and Response)プラットフォームがアリスタのゼロトラストおよびDANZ Monitoring Fabric(DMF)ソリューションに統合され、革新的で安全な機能を提供できるようになりました。

 

AwakeのNDRプラットフォームは、アリスタのゼロトラスト・セキュリティ推進ビジョンの重要な柱です。ネットワークベースの新しいマルチドメインMacro-Segmentation Servicesにより、すべてのネットワーク・リソースとAwakeのNDRの状況認識を行うことで、ネットワーク・セキュリティを、問題が起きてからの対処から、本質的に安全なネットワークへと変えることができます。このアプローチであれば、継続的なモニタリングを行ってネットワーク境界の内外を問わず悪意を特定するのに加え、迅速に対応策を講じることができます。

 

今回のリリースにより、Awakeプラットフォームとアリスタのソリューションの連携が進み、さまざまな重要機能を提供できるようになりました。アリスタのDANZ Monitoring Fabric(DMF)は、垂直型・水平型どちらのトラフィックに対しても広範な可観測性を提供する次世代のネットワーク可視化ソリューションです。Awakeのプラットフォームとの組み合わせにより、NDR(Network Detection and Response)、脅威検知、全パケットのネットワーク・フォレンジックなどが実現でき、高スループットのネットワークを効率的に保護するスケールアウト・アーキテクチャのメリットが得られます。

TAG Cyberのシニア・アナリスト、Katie Teitler氏は次のように述べています。「企業の防御にはゼロトラストが不可欠です。Awakeがアリスタに統合されたことで、ネットワークやその構成要素が絶えず変化していても、ゼロトラストの態勢を維持することができます。特に、現在はリモートワークやモバイルワークの時代にあります。セキュリティ・チームが把握していない場合も多い管理対象外のデバイスを検出して管理することは、サイバー・リスクの諸問題にとって非常に重要です。Awake Security製品の機能強化により、企業はゼロトラストをさらに推進し、より安全な運用を実現できます」

Awakeのプラットフォームで利用可能となった主な機能は次のとおりです。

  • 管理対象外デバイスの自律的な検出とリスク追跡 EntityIQ™は、顧客のインフラストラクチャとAwakeのセキュリティ・ナレッジ・グラフをモニタリングして、ネットワークに接続されているすべてのものを詳細に可視化します。最新の機能強化により、暗号化されたトラフィックの分析やその他のAI技術を使って、企業のITチームやセキュリティ・チームに管理されていないと思われるデバイスを自動的に検出します。こうして、シャドーITやIoTなどセキュリティ・チームが把握していなかった攻撃対象を表面化させ、ラベル付けし、プロファイリングします。その結果、セキュリティを強化し、リスクを低減し、デジタル資産管理のコストを削減するとともに効率を向上させる、意図的で事前対応的な対策を講じることができます。

  • 自律的な脅威検知と調査 Awakeの自律的なセキュリティ分析機能であるAva™では、フォレンジック調査を自動化する機能が強化されています。自然言語処理とトピックモデリングを使用して、検出された結果をオープン・ソース・インテリジェンスで分析できるようになりました。Avaが生成したフォレンジック調査レポートから、インシデント関連のアクティビティの検出頻度は、シニアレベルの人間の調査員よりAvaの方が高いことが示されています。

  • インテリジェントな役割ベースのユーザー・エクスペリエンス レベル1のアナリストが有用とする情報と、レベル3の脅威ハンターが有用とする情報とは、まったく違うものです。そのため、Awakeは役割ベースのユーザビリティとワークフローをプラットフォームの基本要素にしました。今回のリリースで、企業はプラットフォームを使用するアナリストの役割に応じて適切な量のデータや機能を表示できるようになりました。これにより、アナリストは、多すぎるデータの処理に手間取ることなく、迅速にリスク管理の判断を下すことができます。

アリスタのNDRセキュリティ部門VP/GM、Rahul Kashyapは次のように述べています。「ゼロトラストを実現するためには、セキュリティをネットワークに組み込む必要があります。アリスタは、こうしたセキュリティに対する基本的アプローチの実現に向けた取り組みを主導してきました。Awakeは、極めて短期間のうちに、アリスタのイノベーションを利用して高度なNDR(Network Detection and Response)を実現するとともに、アリスタの抱くセキュリティに関する包括的なビジョンに貢献してくれています。Awakeとアリスタは、今後も引き続き強力に連携していきます」

Awakeプラットフォームの機能は、AwakeのMNDR(Managed Network Detection and Response)ソリューションでも利用できます。AwakeのMNDRを利用すれば、Awake Labsの高度なスキルを持つ脅威ハンターとインシデント対応アナリストの24時間365日体制のモニタリングによって、セキュリティ・プログラムの成熟度と有効性をすばやく向上させることができます。

今回の発表についての詳しい説明は、Rahul Kashyapのブログをお読みください。

 

アリスタネットワークスについて

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンター、およびキャンパス環境向けのコグニティブ・クラウド・ネットワーキング・ソリューションの業界リーダーです。アリスタの受賞歴のあるプラットフォームは、CloudVision®と先進的なネットワーク・オペレーティング・システムであるArista EOS®によって、可用性、俊敏性、自動分析、およびセキュリティを提供します。詳細については、www.arista.comを参照してください。

ARISTA、ColudVision、EOSは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.com.をご覧ください。このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、コスト削減、性能、効率、セキュリティに関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、技術や市場の急速な変化、顧客要件と業界標準、市場、政治、経済、ビジネスに関する全般的な状況、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

 

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