アリスタネットワークス、クラウドグレードのルーティングをネットワーク・エッジに拡張
サービス・プロバイダーの顧客に支持される新しい次世代のルーティング
2021年8月24日、カリフォルニア州サンタクララ発 — コグニティブ・クラウド・ネットワーキングの業界リーダーであるアリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、マルチクラウド時代の次世代ネットワーク・エッジ用向けにクラウドグレードのルーティング・ソリューションを拡張すると発表いたしました。アリスタのEOS® (Extensible Operating System)がクラウドとサービス・プロバイダーの顧客向けに強化されることで、エッジとバックボーンのルーティングを変換し、従来のルーターからソフトウェア・ドリブン型の高可用性スケールアウト・アーキテクチャに移行して収益化までの時間を短縮し、運用コストを削減することが可能になります。
仮想プライベート・ネットワークとトラフィック・エンジニアリングの機能が追加され、アリスタのクラウドグレード・ルーティングの仕組みを基盤とするマルチクラウド、メトロ、5G RANでは、3つのエッジ・ユースケースが新たに利用可能になります。
Comcastのネットワーク・エンジニアリング担当副社長、Rob Rockell氏は次のように述べています。「アリスタは画期的なイノベーションを数多く世に送り出してきました。アリスタがサービス・プロバイダー・ネットワークのエコシステムに大きな影響を与えるのを見るのが楽しみです」
クラウドグレードのルーティングは将来への対応
アリスタは、最新のソフトウェアの仕組みにクラウドファースト方式で適応し、データセンターの外側まで手を伸ばしてルーターをルーティングに置き換えます。このルーティング戦略は、2016年にArista Rシリーズ・プラットフォームを導入して、インターネット・ピア、インターネット・エクスチェンジ・ネットワーク、Telco NFVデータセンターでのユースケースに対応したときに始まります。2018年、アリスタのルーティング・ソリューションは、さらにコンテンツ配信ネットワーク、プロバイダー・エッジ、コア・ルーティングにも拡張されました。
このようなクラウドグレードのルーティング方式は、高パフォーマンスの10G/25G/100G/200G/400Gの接続性、EVPNによるオープン規格、セグメント・ルーティングに対応した業界をリードする既製シリコン・プラットフォームを基盤としながら、ルーティングの変革を加速させています。アリスタのフラッグシップ製品であるEOSソフトウェアは、ルーティングを簡素化し、単一のソフトウェア系統で運用コストの削減を促進します。従来のプロトコル・スタックという荷物を負わない最新のネットワーキング・オペレーティング・システムであるEOSは、ネットワーク全体で一貫する自動化フレームワークを備え、拡張性、安全性、効率性に優れた運用を実現します。アリスタは、このような既存のルーティングを使うサービス・プロバイダーやクラウド・プロバイダーの顧客のユースケースでも成功を収めました。
CDLANのCTO、Salvatore Sciacco氏はこう述べています。「アリスタのソリューションを導入したことで、当社は次世代のエッジとバックボーンに新しい方法で取り組むことができ、プロトコルの複雑さを軽減し、セグメント・ルーティングベースのバックボーンを経由するEVPNを使ってL2/L3サービスを提供し、運用を刷新して上質のサービスとエクスペリエンスを顧客に提供できるようになりました。アリスタは私たちのニーズを超える技術ソリューションを持っていただけでなく、CDLANの将来の進路を補完するビジョンと戦術も持っていました」
CEN(Connecticut Education Network)のシニア・ネットワーク・エンジニア、Rick Cheung氏はこう述べています。「EOSを搭載するArista Rシリーズは、MPLS VPNエッジの変換や100Gの高密度、インターネット規模のルーティング、安定性、管理性の提供に役立っています。対応が速く、有能なアリスタのサービスと開発チームとの関係は、社内のチームの延長にあるように感じさせるもので、アリスタとともに成長するという決断の正しさを確信させました」
Zenlayerの創業者兼CEO、Joe Zhu氏はこう述べています。「アリスタネットワークスと連携し、次世代のクラウド・エッジとルーティング・バックボーンを構築してグローバルなネットワーキング・インフラストラクチャの拡大に対応するための効率化とエクスペリエンスへの取り組みを共有できることに大変喜んでいます。アリスタのEOSが提供する豊富なルーティング・スタックにより、品質、パフォーマンス、または信頼性を犠牲にすることなく、セグメント・ルーティングを使うプログラムによるトラフィック・エンジニアリングをコアに提供できます」
次世代のネットワーク・エッジ
アリスタは、この発表により、マルチクラウド・エッジ、メトロ・エッジ、5Gエッジの設計をクラウドとサービス・プロバイダーの顧客のために簡素化するルーティング・ソリューションの第3フェーズに進みました。これらの重要な特性は、以下のような新しいエッジ・プロファイルにおけるクラウドグレード・ルーティングを次のフェーズに進めます。
- マルチクラウド・エッジ:パブリック・クラウド・サービスへのニーズの高まりが、新しいクラウド・エッジを生み出しました。これはネットワーク・エッジにクラウドのフットプリントを置くことで、サービスをエンドユーザーに近づけるというものです。クラウド・エッジをグローバルに構築して、中断のないサービスをグローバルな規模で提供するために、クラウドへの100G/400Gでの直接接続、繰り返し可能なレイヤ3アーキテクチャ基盤、共通のソフトウェア・ドリブン型のプロビジョニング、プログラム可能なトラフィック・ステアリングが使用されます。
- メトロ・エッジ:従来のルーター設計では、サービス・プロバイダーが優れた品質とエクスペリエンスを顧客に提供することはできません。サービス・プロバイダーは、E-LINEやE-LANのサービスで求められる帯域幅への最新のニーズと高速の接続性を満たすため、投資支出の効率に優れる高密度の既成シリコンベース100G/400Gルーティング・プラットフォームでメトロ・イーサネット・エッジをアップグレードしています。さらに、運用コストを効率化するため、複数のエッジVPNサービスに同じプロトコルを採用し、メトロ・ファブリックの一貫した自動化を押し進めることで、プロトコルの複雑さを軽減しています。これはサービスの提供を高速化し、拡張性を高める組み合わせです。
- 5G RANエッジ:5Gアーキテクチャは従来のモバイル・バックホールを分割し、パブリック・クラウドのフットプリントをRAN (Radio Access Network)に移動して、ローカライズされたサービスをリアルタイムで更新できるようにします。分散ノードと、規模が劇的に変化するユーザー/デバイスやトラフィック・プロファイルに求められる帯域幅に対応するため、5Gエッジは、高速かつ高パフォーマンスの接続性、オープンな規格を基盤とするプロトコル向けの単一のOS、モバイル・バックホールとマルチアクセス・エッジ・コンピューティング(MEC)向けの一貫した自動化フレームワークを持つ繰り返し可能なスケールアウト・ルーティング設計を必要とします。これらにより、運用コストの効率化と、新サービスの市場投入までの時間の短縮が能になります。
提供開始時期
新しいルーティング・ユースケース向けの機能は、アリスタ全製品の単一のソフトウェア系統である最新版のEOSで使用できます。Arista Rシリーズは、業界をリードするパフォーマンス、拡張性、ポート密度を備えています。R3シリーズの最新プラットフォームには、以下の容量と柔軟性があります。
- 7800R3、7500R3モジュール型システム(最大容量460Tbps)
- 新型の7500R3、7800R3ラインカード(エッジ・ルーティング・アプリケーションに柔軟にスケールアウトできるネイティブの25G SFPポート)
- 7800R3の拡張された容量(16スロットで最大400Gポート576個または100Gポート768個)
- 1Uまたは2Uの7280R3シリーズ(400Gポート24個を1Uに収納する最大9.6Tbpsの容量とネットワーク・エッジ向けにソリューションを拡張するために新たにリリースされたオプション)
- 7280CR3MK-32P4S、7280CR3MK-32D4S(100Gポート32個または400Gポート4個を備え、大規模なルーティングと100Gでの統合MACsec暗号方式に対応)
- 7280CR3-36S、7280CR3K-36S(100Gポート36個を備え、10Gから400Gまでのすべてのネットワーク・エッジの役割に対応できる柔軟なポート・モードを提供)
- 7280SR3M-48YC8(25Gポート48個または100Gポート8個、MACsec暗号化)
- 7280SR3-40YC6(25Gポート40個または100Gポート6個、アグリゲーションとアクセスの展開)
今回の発表について詳しく説明したJayshree Ullalのブログをこちらでお読みください。
アリスタネットワークスについて
アリスタネットワークスは、大規模なデータセンター、およびキャンパス環境向けのコグニティブ・クラウド・ネットワーキング・ソリューションの業界リーダーです。アリスタの受賞歴のあるプラットフォームは、CloudVision®と高度なネットワーク・オペレーティング・システムであるArista EOS®を通じて、可用性、俊敏性、自動分析、セキュリティを提供します。詳細、については、www.arista.comを参照してください。
ARISTA、ColudVision、EOSは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.com.をご覧ください。このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、性能、機能に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、技術や市場の急速な変化、顧客要件と業界標準、市場、政治、経済、ビジネスに関する全般的な状況、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。
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