テクノロジー・パートナーが統合を実現

2022年6月1日、カリフォルニア州サンタクララ発 -- アリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、要求の厳しいネットワーク内アプリケーション向けに設計され、超低遅延で高度なプログラミングが可能な次世代のコンバージド・システムである7130シリーズを発表いたしました。これらの新しいシステムは、お客様の環境の機動性を高めつつ、複数のデバイスを統合して、複雑さ、消費電力、コストを軽減します。

業界トップクラスのパートナーが提供するフル機能のプログラミング可能なスイッチング・シリコンと、超低遅延のレイヤ1クロスポイント、拡張性に優れたFPGAが単一プラットフォームに統合されているため、金融市場の参加者は非常にスケーラブルで低遅延のスイッチング・ファブリック内で、取引ロジックの複数の要素を組み立てることができます。

低遅延のプログラミング可能スイッチである7130シリーズに加わった2つの新しいモデルは、フル機能のL2/3スイッチングやオープンなプログラム性と、高パフォーマンスのL1の接続性を併せ持っています。どちらのモデルもArista EOS を実行し、 CloudVisionを統合して、広範なアリスタ製品で多様なスイッチング、ルーティング、DANZモニタリング、プログラム性をサポートします。

Cboe Global Marketsのインフラストラクチャ担当シニア・バイス・プレジデント、Curt Schumacher氏は次のように述べています。「Cboeは世界最大級のグローバル・マーケット・インフラストラクチャ・プロバイダーの1つで、世界各地の市場を強化し、投資家の役に立つ最先端テクノロジーを提供しています。当社はこれからも、世界中の新たな市場や地域への展開を後押しするインフラ投資を続けていくため、アリスタのソリューションがアプリケーションのパフォーマンスとスケーリングをさらに強化する新たな手段となることを期待しています」

主な機能

  • ネットワークの遅延を抑え、金融取引ソリューションの高まる要求をサポート
  • 主要なFPGA、ネットワーク、ソフトウェア・アプリケーションを単一階層内で動的に組み立てて、アプリケーションのパフォーマンスを向上させ、複雑さを軽減
  • サーバー、ネットワーク、FPGAデバイスを統合して、フットプリント、消費電力、コストを削減
  • アプリケーションをスケールアウトして、より多くのクライアント、取引所、データ・ストリームをサポート

7130LBRシリーズは、超低遅延のレイヤ1クロスポイントと、2つの高パフォーマンスFPGA、BroadcomのJericho2スイッチング・シリコン、強力なCPU、正確なタイミング・ハードウェアを組み合わせた96ポートのシステムです。ネットワーク、サーバー、カスタムのFPGAアプリケーションを、非常にコンパクトなフォーム・ファクタに統合することができます。従来のマルチボックス手法に比べ、7130LBRはデバイスとネットワークのホップ・カウント、ケーブル接続、消費電力、コストを減らしつつ、これら主要コンポーネントのコロケーションによって桁違いの高密度と低遅延を実現しています。

動的な再構成、アリスタのRシリーズの強力な機能、アリスタとパートナーが提供するさまざまな7130 FPGAアプリケーション、包括的なFPGA開発キットをサポートしているので、速度の遅い外部デバイスとの接続に頼ることなく、アリスタのアプリケーションとカスタムメイドの処理を組み合わせることができます。また、AMD/XilinxのハイグレードなFPGAを2つ組み合わせて複雑なデータ処理タスクを実行したり、同時展開してシームレスに切り替え、独立した機能と新しいアプリケーションのリアルタイムでの事前ステージングを実行したりできます。

7130Bシリーズは、高密度のレイヤ1ファブリックと、フル機能でRadixの大きなIntel Tofino L2/3スイッチを備えています。高密度のQSFP-DDPコネクタを使用した256個のインターフェイスで、既存ソリューションの2.5倍を超えるレイヤ1の接続性を提供するので、数千のエッジ・ポートと数百のFPGAに遅延が与える影響は最小限で、何百台ものデバイスを相互接続できます。さらに、7130Bの高度なP4プログラマブル・パケット処理によってパケット処理、フィルタリング、統計をカスタマイズしたり、アリスタの高度なパイプラインのプロファイルでスケーラブルなアドレス変換、トンネリング、負荷分散に対応することもできます。

7130LBRと7130Bのどちらも、金融サービス、ネットワーク監視、政府機関、放送メディア向けの高パフォーマンスFPGAネイティブなアプリケーションに適した、新たな次元のコンポーザビリティ、パフォーマンス、スケーラビリティを実現しています。

アプリケーション・パートナーシップ

これらの次世代7130プラットフォームは、MetaMuxやExchangeAppなどの金融市場をリードするソリューションや、MetaWatchを使用した大容量トラフィック・キャプチャとピコ秒精度のタイムスタンプなど、アリスタのさまざまなFPGAアプリケーションと互換性があります。

組み込まれている高パフォーマンスのスイッチング・シリコンは、スイッチングおよびルーティング・スイート、ネットワーク監視用のDANZのパケット・ブローカー機能、Tofinoのパケット・プロセッサ用のP4アプリケーションなど、EOSの豊富な機能を利用できます。

アリスタのEOSは、強力なAPI、FDK、SDKを備え、AMD/XilinxのVitis統合ソフトウェアプラットフォーム、EnyxのnxFramework、IntelのTofino向けP4 Studioを完全にサポートする、成熟したプログラミング環境を開発者に提供します。

さまざまな処理機能を幅広く組み合わせた次世代7130ファミリは、現在は個別の専用アプライアンスやサーバー・ホスト型の処理モジュールを必須とする金融、政府機関、放送メディアなどのアプリケーションに最適です。

提供開始時期

7130シリーズに加わったこれらの新しいモデルは、Arista EOSおよびCloudVisionと完全に統合され、一貫性ある日々の運用を実現します。また、カスタム・アプリケーション開発をサポートするために、包括的なFDKとともにパッケージ化されています。現在は顧客テスト中で、一般提供は2022年第4四半期の予定です。

今回の発表について詳しく説明した製品管理およびクラウド担当バイス・プレジデント、Martin Hullのブログをこちらでお読みください。

Aristaについて

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンター、キャンパス環境、ルーティング環境向けのデータ・ドリブン型ネットワーキングをクライアントからクラウドまで展開するソリューションの業界リーダーです。アリスタの受賞歴のあるプラットフォームは、先進的なネットワーク・オペレーティング・スタックを通して可用性、俊敏性、自動化、分析、およびセキュリティを提供します。詳細については、www.arista.comを参照してください。

ARISTA、EOS、CloudVision、NetDL、AVAは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.com.をご覧ください。このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、アリスタの製品とサービスの性能、機能に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、技術や市場の急速な変化、顧客要件と業界標準、市場、政治、経済、ビジネスに関する全般的な状況、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

 

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