クラウド、キャリア、エンタープライズ・ソリューション向けの検証済みEOSルーティングを拡張、高速化

2022年9月14日、カリフォルニア州サンタクララ発 ―  データ・ドリブン型クラウド・ネットワーキングのリーダーであるアリスタネットワークス(以下アリスタ)は、企業、モバイル・プロバイダー、クラウド事業者向けのシンプルでセキュアなルーティングを実現する包括的なクラウドグレード・ルーティング・プラットフォームのイノベーションについて発表いたしました。このソフトウェアとハードウェアのイノベーションにより、幅広いルーティングのユースケースに一貫性ある最新のアプローチで対応し、運用コストと複雑さを軽減します。

Arelionのネットワーク・テクノロジーおよびカスタマー・オペレーション担当副社長、Dariusz Solowiej氏は次のように述べています。「アリスタネットワークスとの連携により、世界最大級のインターネット・バックボーンを革新、構築、運用し、当社の次世代ルーティングのロードマップを進められることを非常に嬉しく思います。アリスタのR3シリーズとEOSソフトウェアならば、変化が大きく競争の激しい市場における需要と接続サービスの急速な拡大に対応できます」

一貫性あるアーキテクチャ基盤でさまざまなユースケースに対応

アリスタのクラウドグレードのルーティング・プラットフォームは、6年前に発表されたもので、スケールアウト・アーキテクチャ、標準ベースのプロトコル、ソフトウェア・ドリブン型の制御といったクラウドの原則に基づいています。アリスタは、一貫した運用、最新のプログラマビリティ、柔軟な展開を実現するために、EOS® Network Data Lake(NetDL™)を基盤として、スイッチングとルーティングのどちらのユースケースにも対応する、アリスタのすべてのプラットフォームで動作する単一のソフトウェア・ベースを提供します。このアプローチは現代のルーティングを変革するもので、従来のルーター・ベンダーのサイロ化された独自アーキテクチャや細分化されたソフトウェアを原因とする非効率的な運用を回避するために役立ちます。旧来のものとは異なり、アリスタの最新のイノベーションは、セキュアなエンタープライズ・エッジ、高速クラウド接続、モバイル・ネットワークなどの新たなユースケースにも対応します。

企業にとって、高度化するサイバー脅威からアプリケーション、知的財産、ビジネス・データを保護することは最優先事項です。アリスタは、革新的なTunnelSec(™)技術で高速リンク上の転送中データを保護し、R3シリーズでワイヤレート10G~400Gのインライン暗号化を提供し、旧来の暗号化のパフォーマンスのボトルネックを解消することで、エンタープライズ・エッジを進化させます。

ZK Researchの創立者兼主席アナリスト、Zeus Kerravala氏は次のように述べています。「アリスタは、データセンターとルーティングの境目を飛び越えました。堅調な業績とTunnelSecなどのイノベーションは、アリスタのアプローチがルーティング市場に引き続き大きな影響を与えることを示しています」

さらに、Ethernet VPN(EVPN)ベースのデータセンターやMPLSドメイン間を接続し、費用対効果に優れた400GZR光ファイバーや統合ライン・システムを活用する統合ソリューションによって、企業のデータセンター相互接続(DCI)の展開を簡素化します。

「アリスタのRシリーズのルーティング・プラットフォームにより、高帯域幅、低遅延のDC間複製サービスを、費用対効果の高いフォーム・ファクタで導入できました。EOSの単一バイナリ・イメージと、基盤となるハードウェアとソフトウェアの機能を組み合わせ、運用のオーバーヘッドを最小限に抑えながら、迅速に拡張できました」とSAPのHECネットワーク運用担当ディレクター、Matej Dobsinsky氏は述べています。
クラウド・プロバイダー界では、さまざまなクラウド事業者が、次世代インターネット・ピア、クラウド・オンランプ、クラウドのゾーン間接続で求められる帯域幅と接続性の厳しい要件に対応するための取り組みを進めています。拡張されたR3シリーズは、ルート・スケールの30%増と、100G/400Gへのシームレスな移行、さらにシンプルな接続オプションをもたらします。

Seattle Internet Exchangeの社長、Nikos Mouat氏は次のように述べています。「Seattle IXの戦略は、世界レベルのネットワーク・インフラストラクチャに投資して、信頼性と拡張性に優れた相互接続を提供することです。アリスタとの連携により、帯域幅を一気に拡大し、100G/400G接続を実現するというメンバーの要望を満たすことができます」

モバイル5Gネットワークで利用される最新のモバイル・アプリケーション、たとえばスマート・シティの交通制御、エッセンシャル・サービス、自動運転車両の接続機能、eヘルスなどのアプリケーションでは、厳しい時刻同期が求められます。R3シリーズは、Synchronous Ethernet(SyncE)とPrecision Time Protocol(PTP)によって実現される正確なタイミング・ソリューションを、最高レベルの精度で提供し、最良のエクスペリエンスをもたらします。

次世代のルーティング・プラットフォーム

次世代のルーティング・ソリューションへの移行、さらに800Gやそれ以上への進化を目指したいお客様にとっては、運用の一貫性、アーキテクチャ、機能を維持することは非常に重要です。拡張されたR3シリーズは、電力消費量の削減、機能の強化、パフォーマンスの向上によってルーター市場に大きな変革をもたらし、お客様の既存のユースケースでも、新たなユースケースでも、コストと複雑さの軽減に貢献します。R3シリーズは新たに26システムを加え、選択肢が倍になりました。代表的なものを以下に示します。

  • 12スロットと16スロットが選べる800G対応7800R3モジュール型システム - 460Tbps、576個の400Gポート
  • 柔軟性と効率性に優れ、メトロ、モバイル、DCIのアプリケーションに適したコンパクトなモジュール型の7280R3A
  • 統合ライン・システムのポートとタイミング・ソリューション用のSyncEを搭載し、54個の400Gポートにスケールアップしてパフォーマンスが50%向上した7280R3Aシリーズ
  • ルート/ポリシー・スケールを選択でき、TunnelSecを組み込んだ新しいR3Aシリーズ

提供開始時期

新しいルーティングのユースケース向けの機能は、最新のEOSリリースで既に提供を開始しています。大規模運用向きの柔軟性に富んだ7800R3シリーズの最新プラットフォームは、既に提供を開始しています。7280R3Aは2022年第4四半期に提供開始予定です。

アリスタネットワークスについて

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンター、キャンパス環境、ルーティング環境向けのデータ・ドリブン型ネットワーキングをクライアントからクラウドまで展開するソリューションの業界リーダーです。アリスタの受賞歴のあるプラットフォームは、先進的なネットワーク・オペレーティング・スタックを通して可用性、俊敏性、自動化、分析、およびセキュリティを提供します。詳細については、www.arista.comを参照してください。

ARISTA、EOS、CloudVision、NetDL、AVA、TunnelSecは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.com.をご覧ください。このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、アリスタの製品とサービスの性能、機能に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、技術や市場の急速な変化、顧客要件と業界標準、市場、政治、経済、ビジネスに関する全般的な状況、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

 

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