アリスタネットワークス、Network as a Serviceを自動化する継続的インテグレーション・パイプラインを提供

2022年11月3日、カリフォルニア州サンタクララ発 -- アリスタネットワークス（以下アリスタ）は本日、Arista Continuous Integration（CI）Pipelineを活用した包括的なネットワーク自動化ソリューションを発表いたしました。企業のお客様は、アリスタのEOS Network Data Lake（NetDL™）を基盤とするArista CI Pipelineで、ネットワーク運用モデルを刷新できます。このアプローチは、俊敏でデータ・ドリブン型のネットワーク向け変更管理プロセスを提供し、運用に要する時間とコストを削減しつつ、より短期間で信頼性の高い展開を可能にします。

US Signal Companyのクラウド・エンジニアリング担当マネージャー、Gary Nye氏は次のように述べています。「Arista Validated Designsネットワーク自動化フレームワークとCloudVisionを活用し、Infrastructure as Codeによって迅速に運用を成熟させることができました。ドキュメントや検証テストケースが最新なので、新しいネットワーク・サービスの構成が容易で、一貫性を維持できます」

最新のネットワーク運用モデルは運用効率を向上させ、コストを削減します。その基盤となっているのが、繰り返し可能な設計パターン、ソフトウェア制御による運用の自動化、オープンで柔軟性に優れたアーキテクチャといったクラウド・ネットワーキングの原則です。このような運用モデルの実現を目指して、独自の自動化インフラストラクチャの構築を試みる企業もありますが、多くの場合、必要な人材やノウハウの確保、関連するメンテナンス作業の実施に四苦八苦しています。

新しいArista CI Pipelineはこれらの課題に対処し、以下のもので構成される最新のネットワーク運用モデルを実現できるようにします。

  • 継続的設計
  • 継続的インテグレーション
  • 継続的テスト

継続的設計

Arista Validated Designs（AVD）は、継続的設計フレームワークを提供する、コードとして利用可能な設計原則です。Arista CI Pipelineの構成要素であるAVDは、次のような特長を備えており、お客様の運用モデルを短期間で変革し、ネットワークの信頼性を向上させます。

  • オープンなデータ・モデルがもたらす柔軟性：拡張可能でファブリック全体にわたるネットワーク・モデルによって構成を簡素化し、一貫性を維持し、エラーを削減
  • マルチドメインの自動化による簡略化：一貫性あるEOSソフトウェア・イメージおよび管理プラットフォームで、データセンター、キャンパス、WANを自動化できるフレームワークを実現
  • 包括的なワークフロー：構成の生成から展開前後の検証、ネットワークの自己文書化まで、ネットワーク・プロビジョニングのライフサイクル全体を自動化

AVDの入力をCloudVisionⓇに直接送り、CloudVisionの自動化機能、CloudVision Studios、ダッシュボードからネットワークをプロビジョニングしたり、オープンソースまたはRed HatのAnsible Automation Platformなどサードパーティ製の自動化ソリューションで使用したりできます。

Red HatのRed Hat Ansible Automation担当副社長、Tom Anderson氏は次のように述べています。「Red Hatは、アリスタとの連携を継続してネットワーク開発者とネットワーク事業者に自動化のメリットをもたらし、さまざまな企業や業界の変革を促進できることを大変喜ばしく思います。Arista CI PipelineとRed Hat Ansible Automation Platformを組み合わせることで、エンタープライズ・アーキテクチャとOperations as Code（運用のコード化）を実現し、プロビジョニング、展開、検証のための作業を能率化できます」

継続的インテグレーション

継続的インテグレーションは、ネットワーク運用と変更管理ワークフローを管理する高度なDevOps環境を提供します。CIは、CloudVisionプラットフォームを活用したパッケージ型ソリューションで、以下のものを提供することにより、ネットワーク自動化のための継続的インテグレーション/継続的デリバリー（CI/CD）ワークフローの実行を簡素化、能率化します。

  • ネットワーク運用のためにCIパイプラインを動作させる、展開が容易なパッケージ型ソリューション
  • CI/CD運用ワークフロー全体を促進して展開前/後の検証テストを容易にする、CloudVisionの変更管理機能強化
  • テスト結果やAVDモデルをEOS NetDLにプッシュしたり、EOS NetDLから取得する機能
  • 外部のDevOpsおよびCIツール向けのインテグレーションの強化

CloudVisionとNetDL（EOS状態データベースを拡張して間口を広げた、構成データとテレメトリ・データのデータ・セットからなるデータ・レイク）を使うことで、NetDLに保存されているすべての情報へのアクセス権を利用しつつ、ワークフローを簡単にカスタマイズして、データ・ドリブン型の自動化を実現できます。

継続的テスト

アリスタ・クラウド・テスト・サービスは、ネットワークの設計と構成をテストするためのクラウド・ベースの仮想環境を提供します。Arista CI Pipelineの構成要素となるクラウド・テストの例としては、以下のものがあります。

  • 変更管理テスト
  • コード検証テスト
  • 自動化テスト

物理デバイス上に展開されているのと同じEOSおよびCloudVisionソフトウェアの仮想版を使用して、お客様のネットワークのデジタル・ツインを作成することで、ネットワーク運用者は、提案された展開の変更に確信を持つことができます。物理的なテスト環境を別個に作成する必要はありません。

Computacenterの主任技術者、Michael Davidson氏は次のように述べています。「ネットワーキングに対してアリスタのInfrastructure as Codeアプローチを採用し、プログラム可能で俊敏なサービス・デリバリー・モデルを導入することによって、Computacenterはさらなる進化を遂げました。セキュアで効率的で一貫性のあるネットワーク・サービスをお客様に提供できるようになったのです」

提供開始時期

Arista CI Pipelineは、継続的設計、継続的インテグレーション、継続的テストを組み合わせて、エンタープライズ・ネットワークの運用モデルを最新化する単一のDevOpsソリューションを構築します。その結果、ネットワーク事業者とユーザーは、より短期間で信頼性の高いクラウド級のエクスペリエンスを獲得できます。

Arista CIスイートは試用中で、2023年に一般提供を開始する予定です。これらのソリューションの展開には、Arista Professional Servicesをご利用いただけます。さらに、上記のソフトウェアはすべて、アリスタのTACが世界中で完全にサポートします。

詳細なお客様事例については、こちらをご覧ください。Arista CI Pipelineについて詳しくは、こちらのページのJayshree Ullalのブログをお読みください

アリスタネットワークスについて

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンター、キャンパス環境、ルーティング環境向けのデータ・ドリブン型ネットワーキングをクライアントからクラウドまで展開するソリューションの業界リーダーです。アリスタの受賞歴のあるプラットフォームは、先進的なネットワーク・オペレーティング・スタックを通して可用性、俊敏性、自動化、分析、およびセキュリティを提供します。詳細については、www.arista.comを参照してください。

ARISTA、EOS、CloudVision、NetDL、AVA、TunnelSecは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.com.をご覧ください。このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、アリスタの製品とサービスの性能、機能に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、技術や市場の急速な変化、顧客要件と業界標準、市場、政治、経済、ビジネスに関する全般的な状況、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト（www.arista.com）、およびSECのWebサイト（www.sec.gov）に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

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