Etherlinkで大規模AIクラスタのネットワーク・パフォーマンスを最適化

 

2024年6月5日、ニューヨーク州ニューヨーク発 – クラウドおよびAIネットワーキング・ソリューションのリーディング・プロバイダーであるアリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、トレーニングや推論など最も要求の厳しいAIワークロード向けにネットワーク・パフォーマンスを最適化するように設計された、Arista Etherlink™ AIプラットフォームを発表いたしました。

AIに最適化された新しいArista EOS機能を搭載したArista Etherlink AIポートフォリオは、効率性の高い1階層および2階層のネットワーク・トポロジでXPUが数千個~数十万個の規模のAIクラスタをサポートします。これらのネットワーク・トポロジはフローレベルでの可視化など高度な監視機能を提供すると同時に、より複雑な多階層ネットワークに比べて優れたアプリケーション・パフォーマンスを実現します。

650 Groupの創業者兼テクノロジー・アナリスト、Alan Weckel氏は次のように述べています。「ネットワークはAIクラスタで正常なジョブ完了という成果を上げるための中核となります。お客様はArista Etherlink AIプラットフォームを使用して、フロントエンド、トレーニング、推論、ストレージなどのネットワーク全体にひとつの包括的な800Gテクノロジー・プラットフォームを展開することができます。あらゆるAIアプリケーションを簡単にスケールアップできる一方で、数十年にわたり信頼してきた実績あるイーサネット装置、セキュリティ機能、専門知識を活用できるというメリットが得られます」

アリスタのEtherlink AIプラットフォーム

7060X6 AIリーフ・スイッチ・ファミリはBroadcom Tomahawk 5®シリコンを採用し、容量は51.2 Tbpsで、64ポートの800Gイーサネットまたは128ポートの400Gイーサネットをサポートします。

7800R4 AIスパインは、アリスタのフラッグシップ製品である7800モジュール型システムの第4世代です。最新のBroadcom Jericho3-AIプロセッサを実装してパケット・パイプラインをAIに最適化し、実績ある仮想出力キュー・アーキテクチャによるノンブロッキング・スループットを提供します。7800R4-AIはシングルシャーシで最大460 Tbpsをサポートし、576ポートの800Gイーサネットまたは1152ポートの400Gイーサネットに対応します。

7700R4 AI Distributed Etherlink Switch(DES)は最も大規模なAIクラスタをサポートし、Jericho3-AIアーキテクチャを基盤として超並列分散スケジューリングと輻輳のないトラフィック・スプレーを提供します。7700は超スケーラブルでインテリジェントな新しい分散システム・シリーズの最初の製品で、非常に大規模なAIクラスタのスループットの一貫性を最高レベルに向上させることができます。

単一階層のネットワーク・トポロジでEtherlinkプラットフォームを使用すると、1万個を超えるXPUをサポートできます。2階層ネットワークの場合は、10万個以上のXPUをサポートできます。ネットワーク階層の数を最小限に抑えることは、AIアプリケーション・パフォーマンスの最適化、光トランシーバー数の削減、コストの低減、信頼性の向上に不可欠です。

すべてのEtherlinkスイッチが新たに設立されたUltra Ethernet Consortium(UEC)の標準をサポートしています。この標準によって、近い将来UECのNICが利用可能になったとき、パフォーマンスのメリットがさらに大きくなると期待されています。

Broadcomのコア・スイッチング・グループ担当シニア・バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャー、Ram Velaga氏は次のように述べています。「Broadcomは、イーサネットをAIワークロードの標準技術たらしめているのはその汎用性、パフォーマンス、堅牢性であると固く信じています。Tomahawk 5やJericho3-AIなど業界最高水準のイーサネット・チップを利用することで、アリスタはあらゆる形や規模のAIクラスタにとって理想的な、アクセラレータに依存しないソリューションを実現しています。このソリューションは独自技術よりパフォーマンスに優れ、固定型、モジュール型、分散型のスイッチング・プラットフォームに柔軟性の高いオプションを提供します」

Arista EOSのSmart AIスイート

Arista EOSとCloudVisionの豊富な機能が、これらの新しいAI対応ネットワーキング・プラットフォームを補完しています。AIグレードの堅牢性と保護対策を価値の高いAIクラスタやワークロードにもたらしているのは、AI対応のネットワーキング、セキュリティ、セグメンテーション、可視化、テレメトリの機能のための革新的なソフトウェア・スイートです。たとえば、革新的な機能強化からなるArista EOSのSmart AIスイートは、SmartNICプロバイダーと連携してRDMAに対応した高度な負荷分散とQoSを実現できるようになりました。Arista AVA™を活用したArista AIアナライザは構成を自動化し、AIワークロードの可視性とインテリジェントなパフォーマンス分析を向上させます。

アリスタネットワークスの最高開発責任者、Hugh Holbrookは次のように述べています。「結局のところ、アリスタに競争優位性をもたらしているのは、あらゆる規模のAIネットワークに対応する充実したオペレーティング・システムと幅広い製品ポートフォリオであることに変わりはありません。AIに最適化された革新的なEOS機能によって、展開をスピードアップし、構成に関する問題を減らし、フローレベルのパフォーマンス分析を実現し、あらゆる規模のAIクラスタでAIジョブの完了時間を短縮することができます」

提供開始時期

7060X6は既に提供を開始しています。7800R4-AIと7700R4 DESは顧客テスト中で、2024年下半期に提供開始予定です。

 

アリスタネットワークスについて

 

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンター、キャンパス環境、ルーティング環境向けのデータ・ドリブン型ネットワーキングをクライアントからクラウドまで展開するソリューションの業界リーダーです。アリスタの受賞歴のあるプラットフォームは、先進的なネットワーク・オペレーティング・スタックを通して可用性、俊敏性、自動化、分析、およびセキュリティを提供します。詳細についwww.arista.comを参照してください。

 

ARISTA、AGNI、AVA、CloudVision、EOS、Etherlink、MSS、NetDLは、世界各国におけるArista Networksの登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.com.をご覧ください。このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、アリスタの製品とサービスの性能、機能に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際のパフォーマンスまたは結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、技術や市場の急速な変化、顧客要件と業界標準、市場、政治、経済、ビジネスに関する全般的な状況、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

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