次世代のR2シリーズでクラウドおよびサービス・プロバイダの規模をスピーディに拡大

2017年6月19日、カリフォルニア州サンタクララ発 -- アリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、Arista Rシリーズ・プラットフォーム向けに、ルーティング技術を導入する顧客が迅速にクラウドへ転換できるようにする、新たなソフトウェアとハードウェアを発表いたしました。Rシリーズの最新プラットフォームは、カスタム・ルーティング・シリコンに比べて密度が2倍で消費電力が半分の既製シリコンを基盤とし、Arista FlexRoute™AlgoMatch™を含むクラウド駆動型のArista EOS®ソフトウェア技術を用いて、スイッチングおよびルーティングに150 Tbps超の容量を提供します。

NetnodのCEO、Lars Michael Jogbäck氏は次のように述べています。「アリスタと連携することによって、Netnodは柔軟性と将来性を兼ね備えたインフラストラクチャを構築できました。このインフラストラクチャでは、従来のルーティング・プラットフォームに比べてテラビットあたりのコストが低減すると同時に、容量が大幅に増加しています。業界トップクラスのIXサービスの開発に際して、Arista 7500R/7280RとEOSがNetnodの次世代プラットフォームをサポートし、当社の顧客にかつてないほど多くの接続オプションを提示しています」

クラウドクラス:スケールアップとスケールアウト

2016年にArista 7280Rユニバーサル・リーフ および7500Rユニバーサル・スパイン・プラットフォームが発表されたことに伴い、クラウド・プロバイダ、CDN(Content Delivery Network)、インターネット・サービス・プロバイダにまたがるルーティングの複数のユースケースで、クラウドへの転換の最初のフェーズが進行中です。アリスタは、7500Rシステムおよび7280R2ボックス型プラットフォームに7500R2ラインカードを採用することで、この転換の次のフェーズに焦点を合わせ、スケーラビリティ、テレメトリ、セキュリティ、ルーティングの機能を著しく強化しています。

StackPathの最高ネットワーク・サイエンティスト、Wen Temitim氏は次のように述べています。「当社は新しいエッジ・アーキテクチャを構成する要素としてArista EOSと7500R2を選びました。このアーキテクチャは、当社のハイパースケール・セキュリティ・プラットフォームの基盤となるものです。詳細なテレメトリ、100Gの高密度、大規模なルーティングの組み合わせを基盤としつつ、Arista EOSによって安定性と拡張性を実現しました」

クラウド・ネットワークのデザインには、スケールアップとスケールアウトの両方が必要です。7500R2ラインカードと7280R2ボックス型プラットフォームに搭載されているFlexRouteが機能強化され、ハードウェア内で200万を超える経路をサポートするようになりました。これは、インターネット・ルーティング・テーブル3個分以上に相当します。インターネット・ルーティング・テーブルが増大し続け、ネイティブなIPv6ネットワークが増える一方で、顧客は現在および将来的にインターネット・テーブルを拡張できるルーティング・プラットフォームに投資できます。

さらに、7500Rシリーズに最も新しく加わった7516は、ラインレート100Gのイーサネットを最大576ポート備えており、ポート規模が拡大しています。このようなスケールアップのための機能強化が、業界トップクラスの15ペタビット/秒のスパイン容量など、スケールアウト・ネットワークのデザインを構成する要素となります。

7500R2ラインカードと7280Rボックス型プラットフォームに搭載されているAlgoMatchによって高速なsFlowが導入され、ルーティングのユースケースに関するトラフィック分析が向上しています。このソリューションは、100Gのインターフェイス速度でテレメトリを拡張するという課題に取り組むもので、Rシリーズを業界で最も高度な可視化を行う高密度100G向けソリューションにしています。

今日のクラウド・ネットワークのエッジでセキュリティを適用することは重要です。AlgoMatchによって、ACLの拡張性と、IPv4とIPv6に共通の拡張性を強化できるので、自信を持ってアクセス制御ポリシーをエッジ・ルーティング役割に展開できます。7500Rの新しいMACsec対応ラインカードを使用して、256ビットの強力なMACsec暗号化でデータセンターの相互接続トラフィックを保護できます。

アリスタは、従来のプロトコルに依存せず、MPLSおよびVXLANにEthernet Virtual Private Networks(EVPN)を利用して冗長性を向上させ、明確なアプローチでレイヤ2およびレイヤ3 VPNソリューションを実現します。2017年3月のMPLS + SDN + NFV World Congressでは、ベンダー間相互運用性の公開テストおよび紹介の一環として、これらの技術のデモンストレーションを行いました。EOSのこのようなサービス・エッジ機能と、R2シリーズのテーブル・サイズの拡張によって、インターネット・エクスチェンジ(IX)クラウド・ファブリック向けの新しいルーティングのユースケースや、ケーブル・プロバイダおよび5Gモバイル・パケット・コア向けのネットワーク機能仮想化(NFV)クラウド・ソリューションが可能になります。

次世代のユニバーサル・スパイン/リーフ

アリスタは、7500Rモジュール型プラットフォームを使用している顧客に下位互換性を提供して投資を強力に保護するという実績を維持する一方で、7500R2ラインカードと7280R2システムに次の新機能を導入しました。

  • 16スロットの7500Rシリーズは1~100Gまで柔軟に、将来的には400Gのサポートが可能で、単一システムで最大15ペタビット、100Gポート576個のスパインでこれまでにない高性能、高密度を実現
  • 7280R2を100Gポート最大60個、25GイーサネットによるIEEE 802.3、ハードウェア内の200万を超える経路で拡張して大容量に
  • ボックス型およびモジュール型システムでの高速sFlow書き出し
  • 100Gラインカード36ポートと、リーチが5000 kmを越える200GのコヒーレントDWDMラインカードにセキュアな802.1AE MACsec暗号化を使用する、新しいデータセンター相互接続ソリューション。これらの機能の導入によって従来のカスタム・シリコンを上回り、顧客は旧来のプラットフォームから拡張性と効率性に優れたプログラマブルな100Gおよび25Gのソリューションに移行できます。

提供開始時期

7500R2/7280R2シリーズは、既に提供を開始しています。7516は、現在お客様が試用中で、一般発売は2017年下半期の予定です。

アリスタネットワークスについて

アリスタネットワークスは、大規模なデータセンターのストレージとコンピューティング環境に特化した先進のSDCN(Software Driven Cloud Networking)ソリューション企業として設立されました。さまざまな受賞歴を誇るアリスタのプラットフォームは、10G~100Gbpsのイーサネットに対応し、従来の概念を覆すスケーラビリティ、即応性、耐障害性を備えています。CloudVisionと、先進のネットワークOSであるEOSを基盤とするクラウド・ネットワーキング用のスイッチは、全世界で1,000万ポート以上が導入されています。オープン規格を推進するアリスタは、25/50GbE Consortiumの創設メンバーでもあります。アリスタネットワークスの製品は、パートナーを通じて、世界各地でご利用いただけます。

ARISTA、EOS、CloudVision、FlexRoute、AlgoMatchは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.comをご覧ください。このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、アリスタのEOSとCloudVisionの設計と実装で利用されている特徴とベストプラクティスに関する記述、および、運用コストの削減とサービス・レベル・アグリーメントの向上に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、当社の限定的な稼働履歴と新製品の開発経験および発売経験、製品、サポート、またはサービスの品質に関する問題、急速に進展する技術革新、顧客要件と業界標準、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。

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