アリスタネットワークス、キャンパス向けコグニティブ・クラウド・ネットワーキングを発表
企業向けにArubaおよびVMwareと連携
2018年5月7日、カリフォルニア州サンタクララ発 -- アリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、企業がIoT(Internet of Things)対応キャンパスに円滑に移行するように設計された、新しいネットワーク・アーキテクチャを発表いたしました。アリスタのコグニティブ・クラウド・ネットワーキング手法は、EOS®とCloudVision®を活用して運用に一貫性をもたらし、エンタープライズ・キャンパスに最新のクラウド規範を適用します。このソリューションは、Hewlett Packard Enterprise傘下のArubaおよびVMwareとのパートナーシップから生み出されたもので、シンプルなアーキテクチャ、データ・ドリブン型の分析、セグメント・ベースのセキュリティで顧客の運用コストを削減します。
アリスタネットワークスの社長兼CEO、Jayshree Ullalは次のように述べています。「アリスタは、従来型の多階層ボックス手法の複雑さを軽減させて、洗練されたSplineベースのキャンパス設計を実現します。アリスタはビヘイビア・ドリブン(行動主導型)で動作するコグニティブ・アーキテクチャを提供して、新時代を築いていきます」
クラウド・ネットワークをキャンパスに拡張
今日のキャンパス・ネットワークの問題は、多数のプラットフォーム、OS、既存のベンダーの独自機能およびネットワーク管理ツールによって複雑化しすぎていることです。エンドポイントの爆発的な増加や、ユーザーおよびデバイスが場所を問わずに接続される必要性と相まって、これらの複雑さを管理するための運用コストは桁違いに高くなっています。
これらの課題は、クラウド・ネットワーキングに移行する以前の従来型データセンターの課題と類似したところがあります。簡略化、オープン規格、ソフトウェア・ドリブン型の制御といった、データセンターで生まれたクラウド・ネットワーキングの原則は、今日のキャンパス・ネットワークにも当てはまります。
アリスタのユニバーサル・クラウド・ネットワーク(UCN)は、複数のユースケースにわたって簡略化されたネットワーク・トポロジとアーキテクチャとする為に、共通するクラウド原則を適用します。従来の縦割り的な企業ネットワークである「Places In the Network(PINs)」を標準化された「Places-In-the-Cloud (PICs)とすることで、アリスタのUCNはデータセンター・ネットワークの一貫性ある容易な運用を、一般のキャンパス・ネットワークにまで拡張することができます。
Arista 7300X3/7050X3 キャンパスSplineを発表
キャンパス・ネットワークのアーキテクチャに取り組む第一歩として、アリスタは7300X3/7050X3 Splineを発表いたしました。これは、高性能10/25/40/50/100Gイーサネット・プラットフォームで、オープンなUCNアーキテクチャをデータセンターからキャンパスに拡張するものです。SplineプラットフォームであるX3シリーズは、従来の複数階層から構成される階層型キャンパス設計を単一階層に簡略化します。Splineのユーザーは、キャンパスの音声およびビデオの高可用性レベルを、より少ないタッチポイントとシンプルなネットワーク設計の元で利用いただけます。データセンターで実証されたSplineプラットフォームは、自動化、セグメント化、可視化に対するコグニティブ手法を含む、一貫性のあるスイッチングおよびルーティング機能をキャンパス・ネットワークにも提供します。
アリスタの最新のテレメトリ―機能であるFlow Tracerは、あらゆるフローをエンドツーエンドで可視化し、輻輳に関連するネットワーク性能の問題をユーザーが診断できるようにします。モジュール型Splineシステムの7300X3は、ラインカード・オプションを選択することで、50 Tbpsまで拡張できます。固定Splineの7050X3は7300X3を補完するもので、25Gと100Gを含むコンパクトで柔軟なオプションを備えており、キャンパス・ネットワークに同様の一貫性をもたらします。
基盤となるコグニティブ管理プレーン
データ・ネットワーキング業界は、マルチベンダーが提供するさまざまなデータ・プレーンとコントロール・プレーンの技術革新により、この40年で著しく成長しました。しかしながら、管理プレーンにはいまだに一貫性または共通性のある手法が存在しません。このことがユーザーにとっての負担となり、ベンダー固有の管理ソリューションをまとめあげるという課題が生じています。
コグニティブ管理プレーン(CMP, Cognitive Management Plane)は、膨大なデータ・セットに関するこの問題を解消するために設計された、オープン・フレームワークです。CMPは、状態リポジトリ、ストリーム計算エンジン、および各種アプリケーション・コンポーネントを組み合わせて、水平方向にスケーラブルなクラスタに組み込みます。各クラスタは、さまざまなベンダーのネットワーク・デバイスからなるサブネットを管理し、ベンダーに依存しないAPIや、gRPCを使用するOpenConfigなどの標準化されたモデルを介して他のクラスタとやりとりします。
現在のストリーミング技術は、ネットワーク状態を収集し、機械学習技術によって異常動作検出を含む完全なネットワーク状態履歴を提供します。CMP手法の目標は、最新のマルチベンダー・ネットワーク管理を実装し、既存の管理ソリューションの欠点を埋めることです。
コグニティブなCloudVisionでキャンパスを保護
CMPベースのタービンは、従来のシステムが見逃してきたネットワークの問題を検出し、これらの問題の特定と修復の時間を短縮することができます。CloudVisionは、さまざまなネットワーク・タイプ(データセンター、クラウド、キャンパスなど)間で状態を統合し、そのデータをCMPフレームワークのピアと共有できます。データをCloudVisionのフロントエンドに表示し、トポロジ全体という高レベルからデバイス・レベルの詳細までさまざまな観点で、リアルタイムと履歴の両方のテレメトリ―・データを視覚化します。CloudVisionは、このような新しいレベルの可視性と自動プロビジョニングを組み合わせて、ユーザーが継続的に運用タスクを検出し、対応できるようにします。
さらに、CloudVisionは、ネットワーク構成が変更された場合の偏差からセキュリティ・パッチの適用まで、さまざまな運用状態に対して警告を出し、コンプライアンス監査チェックを実行します。また、Macro-Segmentation Services(MSS)はオープン規格手法を活用し、データセンターまたはキャンパスに設置されたアリスタのセキュリティ・パートナーのファイアウォールを統合運用します。
これにより、キャンパスのオペレーターは、コグニティブなユースケースでこれらの運用ツールとセキュリティ・ツールを包括的に利用できるようになります。
提供開始時期
Arista 7300X3/7050X3 Splineプラットフォームと、関連するコグニティブEOSおよびCloudVision機能は、現在試用中で、一般発売は2018年第3四半期の予定です。
業界のサポート
Arubaの社長兼創立者、Keerti Melkote氏は次のように述べています。「当社はモバイルとIoT向けのインテリジェント・エッジを見直す一方で、データセンター向けの次世代クラウド・ネットワーキングでアリスタと連携しています。アリスタがキャンパスSplineに進出することは大変喜ばしく、お客様に最適な組み合わせの共同ソリューションを提供できることを楽しみにしています。アリスタとの継続なパートナーシップは、オープンなマルチベンダー手法が、今日業界を悩ませている独自のロックイン・ソリューションよりはるかに優れているという証です」
VMwareのIoT担当CTO、Greg Bollella氏は次のように述べています。「デジタル変革によって、組織が一元的なデータセンターからハイパー分散アプリケーションやエッジに配置されたデータセンターへと移行するにつれて、ネットワークとセキュリティに新しいレベルの複雑さが生じています。IoTデバイスやIoTエッジ・インフラの急増と、クラウド・コンピューティングの発展は、エンタープライズ・ネットワークおよびエッジ・インフラを管理・モニターし、保護するための新しい要件をもたらしました。VMwareとアリスタは、IoTエンドポイント、IoTエッジ・システム、キャンパス・ネットワークとクラウド・ネットワークを接続し、視覚化し、安全に管理するデジタル・ビジネス・ファブリックを作成するための共通のビジョンを共有しています。アリスタのCloudVisionとVMwareのPulse IoT Centerの組み合わせは、このビジョンの実現に向けて大きな役割を果たすでしょう」
アリスタネットワークスについて
アリスタネットワークスは、大規模なデータセンターとキャンパスの環境に特化したソフトウェア・ドリブン型のコグニティブ・クラウド・ネットワーキングのパイオニア企業です。さまざまな受賞歴を誇るアリスタのプラットフォームは、従来の概念を覆す可用性、即応性、自動化、分析、セキュリティを備えています。CloudVisionと、先進のネットワークOSであるEOSを基盤とするクラウド・ネットワーキング用のスイッチは、全世界で1,500万ポート以上が導入されています。プライベート/パブリック/ハイブリッド・クラウド・ソリューション間でオープン規格を推進するアリスタの製品は、パートナーを通じて、世界各地でサポートされています。
ARISTA、EOS、CloudVision、FlexRoute、AlgoMatchは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.com. をご覧ください。
このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、アリスタのユニバーサル・クラウド・ネットワーク、7300X3/7050X3キャンパスSpline製品、EOSとCloudVisionソフトウェア、コグニティブ管理プレーンのメリット、および、これらの製品とサービスの展開によって生じるコストの削減、性能と効率の向上に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、当社の限定的な稼働履歴と新製品の開発経験および発売経験、製品、サポート、またはサービスの品質に関する問題、急速に進展する技術革新、顧客要件と業界標準、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。
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