アリスタネットワークスとVMwareが、ネットワーク仮想化の導入推進に取り組む戦略的提携へ
2014年8月8日 米国発プレスリリース抄訳です。
カリフォルニア州パロアルト/同サンタクララ発(2014年8月8日)- ソフトウェア主導型クラウド・ネットワーキングのリーディング・カンパニー、Arista Networks, Inc.(NYSE:ANET)は、本日、VMware, Inc. (NYSE:VMW)との戦略的提携を発表し、両社がSDDC(Software Defined Data Center)へのネットワーク仮想化の導入を協力して推進することを明らかにしました。今回の新たなコラボレーションの合意は、両社の4年間にわたる革新的な統合SDDCソリューションの共同開発と、 VMware NSX™向けの汎用的な統合ネットワーキング・ソリューションをAristaとVMwareが開発し、共同マーケティングしてきたことに基づくものです。
AristaとVMwareは、ハイブリッド・クラウド向けSDDCの最適化について引き続き協力関係を維持します。これまでのVMware vSphere®、VMware vCloud Director™、およびVXLANサポートで蓄積されたコラボレーション経験を 基盤とし、多様なVMware SDDC製品ラインナップを網羅する、より優れた相互運用性の提供に取り組んでいます。
Arista Extensible Operating System(EOS®)、ネットワークAPI、ハードウェア対応VXLAN Tunnel Endpoints(VTEPS)を利用するAristaのプログラマブルなアンダーレイ・ネットワークと、VMware NSXネットワーク仮想化プラットフォームを利用することで、一般企業のお客様とサービス・プロバイダーのお客様の両方にSDDCのサービスを提供します。AristaとVMwareが共同で開発した統合ネットワーキング・ソリューションには、受賞歴を誇る優れたネットワーク・インフラストラクチャと完全なネットワーク仮想化プラットフォームが結合されています。管理とプロビジョニングの簡略化、サービスの速やかな提供、コストの削減、差別化による競争力の強化に効果を発揮します。AristaとVMwareが提供するツールは、制御と可視性をネットワーク管理者とシステム管理者の手に取り戻します。
今回の提携は、2社によるコラボレーションのフェーズ3に当たります。
- フェーズ1 2010年~:ESXおよびvSphere/VMware vCloudの統合
- フェーズ2 2012年~:物理/仮想ネットワークに対するVXLAN仕様決定と相互運用
- フェーズ3 2014年~:VMware NSX統合と、VMware vCenter™ Operations Management SuiteおよびVMware vCenter™ Log Insight™へのArista Networksの対応
「技術開発とお客様への導入に共同で取り組んで数年になりますが、今回の発表は当社とVMwareとの関係強化を示す1つのハイライトです。Aristaは、VMwareネットワーク仮想化プラットフォームとAristaのプログラム可能な物理ネットワークを最適に結合してネットワーク全体の仮想化環境を最高水準で実現するために、VMwareの製品とアーキテクチャに精力的に関わっています」
- Arista Networks社長兼CEO、Jayshree Ullal
「VMwareとAristaは、ネットワーキングの現状を打破するという大きな課題に立ち向かっています。革新的で機敏な、コスト効果の高いソリューションを武器に、データセンターの運用と経済性を変革しようとしています。SDDCに対するビジョンを共有する2社は、Arista EOSベース・ネットワーク・インフラストラクチャをVMware NSX™に統合することをお客様に勧めています。この統合により、仮想ワークロードと物理ワークロードの両方を同じモデルで運用できることから、データセンター運用の効率と機動性を向上できます」
- VMware社クラウド・インフラストラクチャ/管理担当副社長、Raghu Raghuram
「SDNとネットワーク仮想化のどこが素晴らしいのか。それは – 初めてのことですが – ネットワークがよりソフトウェア指向型になろうとしていることです。これは、リアルタイムでのサービスの変更やアクティブ化を動的に調整することを可能にします。その結果、仮想マシンまたはそれに関連する計算処理やストレージの変更、あるいは分散化データセンター内での移動は、ネットワーク接続を維持したままで実行できます。つまり、サーバやストレージだけでなく、今やネットワークも同期されることになり、お客様のニーズをその希望どおりの時間で満たすことができます。AristaとVMwareのネットワーキング技術を基盤とする新しいネットワーク・アーキテクチャを導入した結果、Colt社は以前は数日かかったサービスの追加、変更、または修正の作業を数分で完了できるようになり、お客様にはより早くご利用を再開していただけるだけでなく、当社のサービスもより速く拡張できるようになりました」
- Colt社テクノロジ/アーキテクチャ担当副社長Mirko Voltolini氏
最新のデータセンターに要求されるソフトウェア中心のネットワーキング
Arista NetworksとVMwareは、今日のデータセンターにおいて、パフォーマンスと経済性の両面から、オートメーション、セルフサービス・プロビジョニング、直線的な拡張性が求められることをよく理解しています。受賞歴を誇るAristaのデータセンター・スイッチング製品をVMware NSXに組み合わせると、次世代のネットワーク仮想化、自在のプログラム性、そして簡略化されたアーキテクチャを一元的な管理下に実現できます。VMwareとArista Networksは、SDDCのポテンシャルをフルに引きだし、IT部門の以下の取り組みを強力にサポートします。
次世代ネットワーク・サービス提供の自動化
- 次世代ネットワーク・サービス提供の自動化
- データセンター内/間でのIPアドレッシング保持による、エンドツーエンドのネットワーク仮想化の実現とアプリケーション・ワークロードの可搬性の提供
- 物理および仮想の完全なネットワーク可視性の提供によるトラブルシューティングの簡素化
- 透過的なネットワーク・プロビジョニングによるビジネス・クリティカル・アプリケーションの高速展開
- 非仮想化アプリケーションまたはサーバのパフォーマンスに影響を与えない、シームレスな統合
参考資料
- Arista CTO、Ken DudaがVMworldで行ったプレゼンテーション 「Physical Networks in a Virtual World」(セッションID:NET1875)
- VMwareのNetwork Virtualization Blog記事
- Jayshree UllalのSoftware Driven Networkingに関するブログ記事
アリスタネットワークスについて
アリスタネットワークスは、大規模なデータセンターとコンピューティング環境に特化したSDCN(Software Driven Cloud Networking)ソリューション企業として設立されました。さまざまな受賞歴を誇るアリスタの先進の10/40/100GbEスイッチは、従来の概念を覆すスケーラビリティ、堅牢性、価格性能比を備え、全世界で2,700社を超えるユーザに採用され、200万ポートを超えるクラウド・ネットワーキング用のポートを出荷しています。アリスタのプラットフォームの中核となるのは、先進のネットワーク・オペレーティング・システムであるEOSです。アリスタネットワークスの製品は、販売パートナー、システム・インテグレータ、リセラーを通じて、世界各地でご利用いただけます。
VMwareについて
VMware(NYSE:VMW)は、クラウド時代における企業の繁栄を支える仮想化/クラウド・インフラストラクチャ・ソリューションのリーディング・カンパニーです。VMwareをビジネスの基盤とすれば、ITリソースを構築、提供、消費する方法を自身のニーズに基づく進歩的なアプローチで変革することができます。VMwareは、2013年度に52億1千万ドルの売上高を記録し、顧客は50万社、パートナーは7万5千社を数えます。シリコンバレーに本社を構え、全世界に拠点を展開するほか、オンラインでもwww.vmware.comを提供します。
ARISTA、EOS、Splineは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。VMware、VMware vCloud、vSphere、Log Insight、vCenter、Operations Manager、VMware NSXは、米国およびその他の国におけるMware, Inc.の登録商標または商標です。「パートナー」または「提携」は、VMwareと他のいかなる企業との間にも法的なパートナーシップ関係があることを含意しません。
プレスリリースに関するお問い合わせ先
アリスタネットワークスジャパン合同会社 マーケティング部 関 千里
TEL:03-5979-2012 (代表) E-mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
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