アリスタ、EOS+を発表:Software Driven Cloud Networking向けプラットフォーム
パートナーの強固なエコシステムと連携、ビジネスの迅速化を実現
2014年12月10日、 カリフォルニア州サンタクララ発—アリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、Arista EOS(Extensible Operating System)を進化させたソフトウェア・プラットフォームである「EOS+」を発表いたしました。ネットワーク・プログラマビリティとオートメーションを実現するプラットフォームです。お客様は、EOS+の優れたプログラム性を生かして、既製のEOSアプリケーションを活用したり、独自のEOSアプリケーションを開発したりできます。また、A10 Networks、Ansible、Aruba、Cloudera、Nuage、Palo Alto Networks、Puppet Labs、Pure Storage、Red Hat、Splunk、VMTurbo、VMware、Zscalerというテクノロジ・パートナー各社の多彩なソリューションとの連携も可能です。EOS+のプラットフォームは、DevOpsのモデルによる迅速な展開や、ネットワーク全体との統合に対応でき、運用コストの削減や、展開までの期間短縮に貢献します。
Facebookでインフラ担当のバイスプレジデントを務めるNajam Ahmad氏は次のように述べています。「当社の仕事は、世界中の何十億という人々をつなぐことです。その一環として、柔軟性、拡張性、効率性という面で世界屈指のネットワーク・インフラの構築を進めています。Arista EOSは、当社の現在のネットワーク・デザインで優れた価値を持つ構成要素であることが実証されており、当社はその有益な機能の数々を利用しています。たとえば、コントロール・プレーンとデータパスのプログラマビリティの向上や、トラフィック・ステアリングとモニタリングのアプリケーション開発などです。こうしたアプリケーションは、Sysdbや、アリスタのデバイス上で稼働するEOSスタック全体と連携できます。また、SDKのフレームワークでは、コードの開発やテストを非常に簡単に行うことができます。これらはいずれも、当社のネットワーク全体の可視性と制御性を高める結果につながっており、当社が規模の拡大に合わせて迅速な動きを継続的に進めていくうえでも力になっています」
DevOpsとNetOpsの一体化
これまでは、ネットワーク、ストレージ、コンピューティング、仮想化、アプリケーションというそれぞれの世界がサイロ化していました。互いの連携を強めた統合型のアプローチにすれば、組織としての効率性が高まり、TCOを大幅に削減できます。EOS+のプラットフォームでは、コンピューティング、ストレージ、アプリケーションの各チームがネットワークと連携でき、EOSの基盤にあるLinuxやプログラマビリティを生かすことができます。アプリケーションのワークロードに基づくプロビジョニング、モニタリング、動的な再構成を、プログラムによる手法でネットワークと統合できます。
Microsoftのディスティングイッシュド・エンジニアとしてMicrosoft Azureを担当しているAlbert Greenberg氏は次のように述べています。「EOS SDKは、統合とスケーラビリティを実現する強力なプラットフォームであり、ネットワークのハードウェアからコストと複雑さを排除できる構成になっています。お客様は、Windows ServerおよびSystem CenterをArista EOSと連携することによって、スイッチからオペレーティング・システムに至るまでの堅牢なSoftware Defined Networkingを実装でき、データセンターの運用を強化して、クラウドの柔軟性を確保できます」
EOS+プラットフォーム
- EOS SDK – EOSのすべてのレベルに対するネイティブ・アクセスが可能な開発フレームワークです。MPLSなどの高度な機能を活用するフォワーディングやルーティングのスタックとの間で、独自の開発や統合を行うことができます。
- vEOS - EOSの仮想マシン・インスタンスです。物理スイッチと同じコントロール・プレーンと管理プレーンを備えています。
- EOSアプリケーション – 既製のアプリケーションです。テクノロジ・パートナーのソリューションとの連携や、PuppetやSplunkなど、プロビジョニング用やモニタリング用のDevOpsシステムとの連携を実現します。
- EOSコンサルティング・サービス – ネットワークを自動化するためのカスタム・ソリューション開発を支援するプロフェッショナル・サービスです。
vEOSを利用すると、EOSの開発や検証を仮想ネットワーク環境で行うことができるため、物理スイッチを用意してテストと検証を行う必要性が緩和されます。また、EOSコンサルティング・サービスでは、高度な資格を持つアリスタのネットワーク開発者が、お客様のカスタム・アプリケーション導入を支援します。従来の手法では、導入までに数カ月を要したり、ラボでの検証に高い費用がかかったりすることも多々ありましたが、EOS+なら導入期間を短縮でき、費用対効果も高まります。
EOSのネットワーク・アプリケーションでは、スタックのあらゆるレベルでプログラマビリティの実現がこれまでより簡単になります。EOSアプリケーションの例としては、ネットワークの迅速なプロビジョニングを実現するZTPServerや、アリスタのNetwork Telemetry Application for Splunk Enterpriseがあります。Network Telemetry Applicationでは、お客様のニーズに完全に適合するネットワークを実現でき、エンドツーエンドのプロビジョニングとオートメーションを活用できます。こうした既製のアプリケーションは、包括的なソリューションを取り揃えており、アリスタのTechnical Assistance Center(TAC)のエンジニアが24時間体制で直接サポートします。今回の発表を機に、アリスタは、広範囲かつオープンなパートナー・エコシステムの構築にますます力を入れ、そのエコシステムを通じて、お客様に最善のユーザー・エクスペリエンスを提供していきます。EOSアプリケーションの開発に貢献いただいているパートナーは既に20社を超えており、その数は急ピッチで増えていく見通しです。
クラウド・ネットワーキングへのカスタマイズ
アリスタは今回、ネットワーク環境に完全に適合するアプリケーションをカスタムメイドで開発したいと考えるお客様やテクノロジ・パートナーに向けて、EOS SDKを新たに提供します。EOS SDKでは、スイッチのオペレーティング・システムと直接連携するアプリケーションを開発できます。これにより、IPルーティングのカスタマイズ、ワークフロー・ベースのフィルタリングによるDDoS攻撃の防御、きめ細かな可視化を実現するデータ分析などに対応できます。有効性と信頼性で実績のある従来のEOSの利用に加えて、ワークロードのモビリティとワークフローの可視化をハイレベルに実現する必要がある大企業やクラウド事業者にとって、EOS SDKは最適です。
価格と提供開始時期
EOS+のすべてのサービスは、既に提供を開始しています。
vEOSとEOS SDKは、EOSの基本イメージに含まれています。
EOSコンサルティング・サービスの料金は、契約ごとに個別に定められます。
アリスタネットワークスについて
アリスタネットワークスは、大規模なデータセンターとコンピューティング環境に特化したSDCN(Software Driven Cloud Networking)ソリューション企業として設立されました。さまざまな受賞歴を誇るアリスタの先進の10/40/100GbEスイッチは、従来の概念を覆すスケーラビリティ、堅牢性、価格性能比を備え、全世界で3,000社を超えるユーザに採用され、300万ポートを超えるクラウド・ネットワーキング用のポートを出荷しています。アリスタのプラットフォームの中核となるのは、先進のネットワーク・オペレーティング・システムであるEOSです。アリスタネットワークスの製品は、販売パートナー、システム・インテグレータ、リセラーを通じて、世界各地でご利用いただけます。
ARISTA、EOS、Splineは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。その他の社名または製品名は、それぞれの所有者の商標です。
「このプレスリリースには『将来予想に関する記述』が含まれています。これには、EOS+の機能、目的、効果に関する記述が含まれます。これらの将来予想に関する記述には、リスク、不確実性、および想定が含まれており、これらが完全には実現しなかった場合や不正確とわかった場合には、実際の結果は、これらの将来予想に関する記述で明示的または黙示的に表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これらのリスクと不確実性には、これらの製品またはサービスに対する顧客のニーズと市場での受け入れ、これらの製品またはサービスに関連するテクノロジまたは業界の変化、アリスタおよび市場全体が直面する競争の圧力、政治状況、経済状況、事業状況、および当社がSECに提出した書類(www.sec.govに掲載)で述べられているその他のリスクが含まれます。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。アリスタは、将来予想に関する記述を更新する義務を負わず、これらの将来予想に関する記述を更新する義務を明示的に否認します。」
詳細情報やリソースについては、https://www.arista.com をご覧ください。
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