Arista EOSによってクラウドグレードのルーティングを進化
ルーティング・アーキテクチャを変革するソフトウェア・イノベーション
2017年12月6日、カリフォルニア州サンタクララ発 -- アリスタネットワークス(以下アリスタ)は本日、最新のArista EOS®(Extensible Operating System)とCloudVision®ソフトウェアで、クラウドグレードのルーティングをさらに拡張することを発表いたしました。Arista EOSバージョン 4.20が提供する新しいルーティングおよび管理ソフトウェア機能を利用することで、最新のソフトウェア・ドリブン型ルーティングの仕組みを実現できます。
アリスタは、最新のルーティングとクラウドの自動化によって、クラウド、コンテンツ配信、インターネット・エクスチェンジ、サービス・プロバイダのネットワーク機能仮想化(NVF)ルーティングのユースケースにまたがって、次世代ケーブル・アーキテクチャを含むアーキテクチャの変革を可能にし、運用コストと資本コストを低減さます。
ルーティングを変革する
サービスの大規模化と増加により、多くの帯域幅を要する利用者をサポートするため、インターネットの再構築が効果的に加速しつつあります。従来のインターネットは、柔軟性に乏しい専用のルーター、多種多様なLAN-WANインターフェイスとプロトコル、一貫性のない運用モデルを基盤としていて、扱いにくく、 費用がかかります。アリスタは、クラウド・ネットワークの仕組みをデータセンターからこれらのルーティング・アプリケーションへと拡張します。IP+イーサネット・ネットワークのユビキタス性と、プログラマブルなソフトウェア制御を組み合わせることで、従来のルーターに代わる魅力的なルーティングを実現しました。
アリスタは、クラウド・ネットワーク、インターネット・エクスチェンジ・ファブリック、コンシューマ・エッジでのNFV移行に関して、次のようなルーティングの変革に取りくんでいます。
- 新しいコンテンツ配信ルーティング・アーキテクチャには、コンテンツ配信を最適化し、可視性を大規模に高めるため、ソフトウェア・ドリブン型のトラフィック・ステアリングのサポートが必須となります。顧客は、高度なプログラマビリティを基盤とする、無駄のない最新オペレーティング・システムを好み、従来のルーター・ソフトウェアから離れつつあります。
- インターネット・エクスチェンジ(IX)ネットワークは、インターネットの重要な接合点で利用者とサービス・プロバイダ間にネットワーク・ファブリックを提供します。IX事業者は、従来のレイヤ2ファブリックから、新しい相互接続サービスを迅速にプロビジョニングできる一般的なレイヤ3サービス・アーキテクチャに移行しつつあります。
- 通信会社やケーブル・プロバイダのコンシューマ・エッジ・ネットワークには、従来のマルチサービス・エッジ・ルーティングをスケールアウト・クラウド・ルーティングに置き変えて、クラウドのようなサービスの俊敏性を提供するアーキテクチャが必要です。このような新しいNFVアーキテクチャでは、ソフトウェア制御と自動化を強化して、クラウド・ネットワークをコンシューマ・エッジに拡張する必要があります。
IDCのデータセンター・ネットワーク担当リサーチ・ディレクターであるBrad Casemore氏は次のように述べています。「ネットワーク内の多種多様な場所が包括的なソフトウェア主導型クラウドへと進化しつつあります。Any Cloudに対するアリスタのアプローチは、お客様がハイブリッド・クラウドやマルチクラウドを簡単に導入できるようにすることを目的としており、幅広いユースケースで運用に一貫性を持たせつつクラウド・ネットワークを拡張できるという点で魅力的です」
コンシューマ・エッジのNFVへの転換例としては、ケーブル・アクセス・ネットワークがあります。アリスタは、動画配信技術とケーブル・エッジ仮想化の世界的リーダー企業であるHarmonicをテクノロジ・パートナーとして、高帯域幅の統合サービスを提供できるよう、ケーブル・アクセス・ネットワークのルーティングを変革しています。ケーブル・アクセスに関しては、事業者は従来のヘッドエンドをより費用対効果に優れ、サービス豊富で仮想化されたRemote-PHYアーキテクチャに移行しつつあります。スケールアウト型でソフトウェア・ドリブン型のアプローチを提供することによって、アリスタのEOSおよびRシリーズ・プラットフォームはHarmonicのCableOS™仮想化CCAPソリューションに認定されました。
「IPとソフトウェア・ベース技術の開発に関する専門知識を活用して、HarmonicはイーサネットとIPを基盤とする仮想化ケーブル・ヘッドエンドへのアーキテクチャの移行を牽引しています。アリスタと提携したことで、両社の顧客はアリスタのRシリーズとソフトウェア・ドリブン型アプローチを利用して、よりスケーラブルで費用対効果に優れたケーブル・アーキテクチャへと移行できます」と、Harmonicのケーブル・エッジ事業担当シニア・バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるNimrod Ben-Natan氏は述べています。
Arista EOSに組み込まれている主要なルーティング機能
最新のArista EOS 4.20リリースでは、クラウドグレードのルーティングに移行するため、次の機能をサポートしています。
- スケールアウト:最新のルーティング・ソフトウェアで、プログラマブルな状態ベース・アーキテクチャをすべてのレイヤで活用できます。ロード・バランシングが強化され、大規模ECMP(イコール・コスト・マルチパス)向けの業界最高水準のコンバージェンスを備えており、データセンター内部/外部で共通スパイン/リーフ・デザインに最適化されています。BMP(BGPモニタリング・プロトコル)とリアルタイム状態ストリーミングで、ネットワーク全体を可視化します。
- 簡素化:標準のルーティング・プロトコル(BGP、EVPN、セグメント・ルーティング)を利用してIP+イーサネット・ファブリックを動作させる単一のソフトウェア系統で、オペレーティング・システムの無駄をなくします。
- ソフトウェア・ドリブン型制御:ネットワーク運用とトラフィック・エンジニアリングを自動化し、プログラマビリティ・ツール(EOS SDK)、オープンAPI(OpenConfig/YANG、NETCONF)、CloudVisionを利用してターンキー・プロビジョニングおよびテレメトリを、cEOS/vEOSを利用して大規模なネットワーク・シミュレーションおよび検証を実行します。
提供開始時期
Arista EOS 4.20リリースは、アリスタの全製品で単一のソフトウェア系統として既に提供を開始しています。
アリスタネットワークスについて
アリスタネットワークスは、大規模なデータセンターのストレージとコンピューティング環境に特化した先進のSDCN(Software Driven Cloud Networking)ソリューション企業として設立されました。さまざまな受賞歴を誇るアリスタのプラットフォームは、10G~100Gbpsのイーサネットに対応し、従来の概念を覆すスケーラビリティ、即応性、耐障害性を備えています。CloudVisionと、先進のネットワークOSであるEOSを基盤とするクラウド・ネットワーキング用のスイッチは、全世界で1,000万ポート以上が導入されています。オープン規格を推進するアリスタは、25/50GbE Consortiumの創設メンバーでもあります。アリスタネットワークスの製品は、パートナーを通じて、世界各地でご利用いただけます。
ARISTA、EOS、CloudVisionは、世界各国におけるArista Networks, Inc.の登録商標または商標です。詳細情報やリソースについては、www.arista.comをご覧ください。
将来予想に関する記述
このプレスリリースには、「将来予想に関する記述」が含まれています。将来予想に関する記述には、アリスタのEOSとCloudVisionソフトウェアの設計と実装で利用されている特徴とベストプラクティスに関する記述、および、運用コストの削減とサービス・レベル・アグリーメントの向上に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。過去の事実に関する記述を除く記述はすべて、将来予想に関する記述とみなされる可能性のある記述です。将来予想に関する記述にはリスクと不確実性が伴い、実際の成績または結果は、将来予想に関する記述で表明されたものとは大きく異なる可能性があります。これには、当社の限定的な稼働履歴と新製品の開発経験および発売経験、製品、サポート、またはサービスの品質に関する問題、急速に進展する技術革新、顧客要件と業界標準、および当社がSECに提出した書類で述べられているその他のリスクが含まれます。当社がSECに提出した書類は、アリスタのWebサイト(www.arista.com)、およびSECのWebサイト(www.sec.gov)に掲載されています。アリスタは、将来予想に関する記述について、その作成日以降に発生した現象または出現した状況に応じて記述を公に更新または修正する義務を負わないものとします。
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Corporate Communications
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